氷点下の遠征

高原にランチがてらのロケハンに行っていい場所を見つけました。
翌日、晴れそうだったので即遠征してしまいました。
 
地平線近くは光害が残るものの天頂はM33も肉眼で見えるほどの好立地です。
しし座の先駆けだろうと思われる明るい流星も多数見ることが出来ました。
朝まで頑張るつもりでしたが、高原は氷点下3度で強風。夜半過ぎには引きあげました。 
ポットの暖かいコーヒーの美味しかったこと・・・
 
 
ロケハン場所   この日は夕方から曇ってしまいました。

この方向が真北にあたります。
ここでの日周運動の撮影は雪景色までとっておきたいと思います。
 

枯れすすきの向こうに新雪の八ヶ岳が横たわります。
 

遠征時には残念ながら富士山は雲に隠れていました。
 
カシオペヤ付近の銀河
一度試してみたかったことです。ソフトフィルターをかけて撮影するとどうしても小さな星まで滲んだ像になってしまうので、フィルターをかけて撮影したあとでフィルターを外して撮影し、加重平均で合成したものです。

2012.11.09 20:23 28㎜ F4  120秒 (プロソフトンA)  + 300秒 ISO800  EOS 60Da
 
沈む夏の大三角
60Daを赤道儀にセットしてから別のカメラで星景写真を撮影。

2012.11.09 20:51 15㎜ F2.8  25秒  ISO1600  EOS 1DMkⅢ
 
昇るオリオン 
八ヶ岳の左は富士山ではなく蓼科山(諏訪富士)です。
車の後ろで赤道儀が一人で頑張っています。

2012.11.09 21:11 15㎜ F2.8  25秒  ISO1600  EOS 1DMkⅢ
 
昇るオリオン
上と同じ場所で流し撮り。
このくらいの露出時間なら比較明ではなくて1枚撮りで撮影したほうが星の色が出ます。

2012.11.09 21:31 28㎜ F4.5  600秒  ISO320  EOS 1DMkⅢ
 
秋から冬へ
撮影場所を代えてから赤道儀をセットするのが面倒だったので、高感度重ね撮り。

2012.11.10 00:57 15㎜ F2.8  20秒×3枚  ISO6400  EOS 60Da
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コメント

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No title

いつもながら圧巻です!!素晴らしい!!ポチ!!

No title

コロスケさん いつもありがとうございます。
これからの季節は星の遠征には辛いものがありますが、ロケハン済みの撮影予定地がたくさんあるので頑張ってみようと思います。。

No title

フィルター有りとなしの画像を重ねるなんて、そういうことは一度も考えたことがありませんでした。
また、60Daの感度の良さがよくわかる1枚でもあります。
カシオペアの星々の色の違いも初めて知りました。

No title

たか坊さん ソフトフィルターの効き方を制御できないかと試してみました。あまりボケが大きくならないようにフィルターをかけたコマは露出時間を短くして、さらに加重平均で調整したものです。
おかげで星の色も若干出るようになりましたが、これにはレンズの青ハロや赤ハロが一役かっているようです・・・

No title

これだけの星が撮れるところが近くにあるのは羨ましいです。
景色もいいし人も少ないようですし。
カシオペヤ付近の天の川がいいですね。色もよく出ていますが60Daに因るところでしょうか。

No title

marchanさん こんばんは。
ここは自宅から車で1時間位で行けます。
今夜は凄い透明度だと喜んでも、自宅に戻って屋上で空を見上げるとガクっとします。
60Daは発色が派手なので彩度を上げたような効果があるのかもしれませんね。