「10月の末」 村童スケッチ:宮沢賢治

嘉ッコの兄さんは雹を取らうと下駄をはいて表に出ました。嘉ッコも続いて出ました。空はまるで新しく拭いた鏡のやうになめらかで、青い七日ごろのお月さまがそのまん中にかゝり、地面はぎらぎら光って嘉ッコは一寸冰砂糖をふりまいたのだとさへ思ひました。校本 宮沢賢治全集第七巻(筑摩書房)より10月も終わりだなぁと思ったときにふと思い出したのが宮沢賢治の童話「10月の末」でした。詳しい内容は覚えていませんでしたが賢治...

ゆく星・くる星

10月27日は超久しぶりに全天快晴です。腰痛が一段落して、この日から車の運転が解禁になったので、車のすぐ横で撮影できる川島地区に出かけました。まだ100mくらいしか歩くことができないので近所でお手軽撮影です。さよなら夏の大三角いつも撮影するのはちょうど雲が湧いている左手の奥です。低い丘を越えたら全天どん曇りでした。てっきり快晴のつもりだったので、車から降りて空を見上げた時は信じられなかったです。ここまで引...

里山ノビタキ(4)

夜半過ぎに月の撮影をしているのでノビタキ撮影は午後遅くになってきました。そのために逆光の画像が増えてきましたね。今季はやはりノビタキが少ないようで、毎年楽しみにしていたコスモスや野の花にとまる場面もあまりありません。ネギ畑どういうわけかネギが好きみたいです。ノビタキは人工物にとまっていても不自然さがありません。 スズメに似ているから、かな・・・セイタカアワダチソウの花は今年は遅れています。遠くノビ...

ぎょしゃ座付近の天の川 TRI-X風

懐かしのモノクロシリーズ第2弾と言いたいところですが、ご察しの通り、前回撮影したモノクロモードでそのまま撮影してしまったという失敗作です(泣)構図を決めてシャッターを押したあとは画像の確認もせずに、観察小屋で昇って来た有明の月に見とれていました・・・ただ、言い訳ではないのですが、昔のモノクロ写真の美しさを思い出しました。単純な白と黒の階調だけで星を表現するのは至難の技だったなと、苦労した当時に思い...

テクニカルパン風のオリオン座

月を撮影するために早起きしたら、雲が多いものの珍しく透明度の良い星空が広がっていました。さて、その肝心の月は酷いシーイングで、高度が上がるまで待っても期待が出来そうもありません。そういえば星野写真をしばらく撮影していないなと思いましたが、星を撮影するのには月がいたずらに明るいのです。 そこで思いついたのがずっと机の片隅に転がっていたSC64フィルターですね。ご存知、R64フィルターの代用品で、これなら月...

里山ノビタキ(3)

今回はヤマウド編です。田んぼの周りの農道にはところどころにヤマウドが生えていて、ノビタキが種を啄みにやって来ます。実はこのヤマウド、当のノビタキが高原から持ってきたものだと踏んでいます。だからヤマウドが生えているところをノビタキの通り道で、そこを探せばノビタキを見つけやすいのですね。今季はまだ熟していません。待ちきれずに次の場所に移動してしまいそうです。...

里山ノビタキ(2)

この季節はノビタキばかりを撮影しています。今期は腰痛であまり歩けないのですべて我が家の近所で撮影したものです。今回は田んぼのノビタキ。 可愛いノビタキと人との繋がりが一番感じられる光景ですね。収穫の終わった田んぼ。 わらぼっこを見渡せばてっぺんにはノビタキの姿が・・・日本の里山の原点です(笑)5,6羽の家族単位で集まっています。高いところにとまるお母さんのほうが偉いのです。なにもこんな所にとまらなく...

リュンカー山付近 10月14日の月拡大編(3)

10月14日の月拡大編の最後です。露の入り江のリュンカー山嵐の大洋の北西部にある露の入り江に奇妙な形状のリュンカー山があります。 実はたくさんのドームが積み重なった地形で高度が低いのでこの月齢以外は見ることが難しい山です。よく見ると露の入り江は周りの海と溶岩の色が異なるのがわかります。2016.10.14 22:13~ MT-160+コマコレクター(FL1330mm) Or25mm拡大  EOS 8000D 3倍デジタルズーム  1/30秒 I...

アリスタルコス台地 他 10月14日の月拡大編(2)

続きです。前回は南部から中央にかけての地形でしたが、海の好きな私としてはやはり嵐の大洋がメインになります。今回は嵐の大洋のシンボル的存在、アリスタルコス台地を中心に紹介します。ライナーγ(ガンマ)とマリウス丘前回アップしたへべリウスクレータの左下(北東)にある小さなランナークレータ(30km)のすぐ横にあるのがライナーγ。 目玉焼きのような奇妙な地形で磁気異常が観測されており、彗星が衝突した痕跡ではな...

シルサリス谷 他 10月14日の月拡大編(1)

この月齢での拡大撮影はあまり撮ったことがありません。南のクレータ群はおなじみですが、シーイングが良い時には中央部に魅力的な地形がいっぱいありそうです。シルサリス谷月面で最長(426km)の谷だそうです。 谷の下端の貧弱なクレータがシルサリス。中央右の火口底の黒いクレータがクリューガー、その上の内部にひっかくような谷が走っているのがダーウィン。このあたり、本当に面白そうな地形がたくさんあります。2016.10...